小学生のタブレット学習はどう選ぶ?おすすめ教材・デメリット・費用を解説

「小学生のタブレット学習は、どれを選べばいい?」「紙のドリルより続けやすいの?」「親がつきっきりで見なくても大丈夫?」
家庭学習を始めたいと思っても、教材の種類や料金が多くて迷いますよね。共働き家庭では、学習内容に加えて、平日の生活に無理なく組み込めるかも気になるところです。
小学生のタブレット学習は、学ぶ目的・子どもとの相性・親が関われる時間・端末を含む費用の4つから選ぶと、候補を絞りやすくなります。自動採点などで手間を減らせる一方、契約するだけで学習習慣が身につくわけではありません。
わが家では、小学3年生の娘が幼児期からスマイルゼミを続け、小学1年生の息子がチャレンジタッチを利用しています。この記事では、その家庭での様子と公式情報を分けて、タブレット学習の選び方を整理します。
- 小学生向けタブレット学習の種類と、目的別の候補
- 紙教材との違い、メリットとデメリット
- 学年や家庭の状況に合わせた比較ポイント
- 月額料金だけではわからない端末代・退会条件
- 申し込む前に親子で確かめたいこと
小学生のタブレット学習は「何を学びたいか」から選ぼう
最初から教材の数を増やして比べると、違いがわかりにくくなります。まずは、家庭学習で補いたいことを1つ決めてみてください。
| 家庭学習の目的 | 候補になる学び方・教材 | 体験で確かめること |
|---|---|---|
| 学校の復習をしながら、複数教科の学習習慣を作りたい | スマイルゼミ、チャレンジタッチ | 子どもが操作と解説を理解し、自分で次の問題へ進めるか |
| 考えて解く問題も取り入れたい | Z会の小学生タブレットコース | 問題の難度や解説が、今の理解度に合うか |
| 算数の復習・先取りを重点的に進めたい | RISU算数 | 算数を優先する目的と、進度に応じた料金を納得して選べるか |
| まずは短い問題で画面学習との相性を確かめたい | 手持ち端末で使える学習アプリや体験教材 | 対象学年、課金の範囲、広告、保護者設定 |
これは優劣をつけるランキングではなく、候補を探すための目安です。学校の宿題だけで負担が大きい時期や、紙のドリルで無理なく続いている家庭なら、すぐに有料教材を追加する必要はありません。
スマイルゼミとチャレンジタッチの2つまで絞れている方は、姉弟それぞれの取り組み方をまとめた以下の記事が参考になります。
タブレット学習には専用端末型と手持ち端末型がある
専用端末で学ぶタイプ
教材と端末をセットで用意する方式です。スマイルゼミやRISU算数が候補になります。端末選びを教材側の案内に沿って進められますが、購入費や故障時の扱いはそれぞれ異なります。
また、「学習用として販売されている端末=動画やゲームが使えない」とは限りません。学習以外の機能を使えるか、どのような制限を設定できるかも見ておきましょう。
手持ちの対応タブレットを使うタイプ
自宅の端末を活用できれば、新たな購入費を抑えられる場合があります。2026年9月確認時点で、チャレンジタッチは動作環境に対応した市販タブレットでの受講も案内されています。従来の専用端末で受講している家庭とは、利用環境や使える過去教材が異なる場合があります。
Z会の小学生タブレットコースは、対応するiPadやZ会専用タブレットなど、指定の受講環境を確認する必要があります。例えば1・2年生コースでは、市販のAndroidタブレットは利用対象ではありません。端末の名前だけで判断せず、学年別の条件を見てください。
学習アプリと通信教育は、親が準備する範囲も違う
通信教育には、学年に合わせて教材が届いたり、学ぶ内容が提案されたりするものがあります。一方、単元ごとの学習アプリを使う場合は、何をどの順番で取り組むかを家庭で選ぶ場面もあります。
「無料だから」「家にタブレットがあるから」だけで決めず、教材選びや進み具合の確認を誰が担当するかまで考えると、始めた後の負担を想像しやすくなります。
小学生のタブレット学習と紙教材はどう違う?

タブレットと紙は、どちらか一方がすべての子に向いているわけではありません。便利な部分と、自分の家庭で補いたい部分を分けて見てみましょう。
| 比較する点 | タブレット教材 | 紙教材 |
|---|---|---|
| 解説 | 音声や動画、図の動きで確認できる教材がある | 文章や図を自分のペースで見返しやすい |
| 丸つけ | 自動採点に対応する問題は、その場で結果を確認できる | 本人や保護者による答え合わせが必要なものが多い |
| 書く練習 | ペン入力のしやすさや認識のされ方が端末によって違う | 鉛筆の筆圧、文字の大きさ、ノートの使い方も練習できる |
| 学習の管理 | 履歴や学習提案を使える教材がある | 書き込みや解き残しをページで確認できる |
| 準備・保管 | 充電、通信環境、端末管理が必要 | 教材や筆記具を置く場所が必要 |
※教材ごとに違いがあるため、上表は一般的な傾向です。タブレット教材でも紙の課題や実物教材が届く場合があります。
例えば、解説と反復練習はタブレットで進め、文章題の途中式や作文はノートにも書く、といった使い分けもできます。最初から紙教材を何冊も追加せず、学校の宿題と重なる量も見ながら調整しましょう。
タブレット学習のメリットは、家庭学習を進める手間を減らせること
丸つけを待たず、間違いを確認しやすい
自動採点に対応した教材なら、親が手を離せない時間にも答え合わせを進められます。共働き家庭にとっては、帰宅後の限られた時間に、すべての問題を丸つけする負担を減らせるのが利点です。
ただし、正解表示を見ることと、解き方を理解することは別です。解き直しまで取り組めるかも教材選びのポイントになります。
音声や動きのある説明を繰り返し確認できる
文字だけではつかみにくい内容でも、読み上げや図の動きが理解の手がかりになることがあります。説明を聞き直せるか、操作を戻せるかなども、体験時に確かめたい部分です。
今日の学習や進み具合を把握しやすい
学習内容の提案や履歴を使える教材なら、「今日は何をするか」を毎回親が決める手間を減らせます。例えばスマイルゼミでは、取り組む内容を示す「きょうのミッション」や自動丸つけが案内されています。
小学生のタブレット学習で気をつけたいデメリット5つ

1.学習した記録だけでは、理解できたか判断しにくい
短時間で終わっていても、よく理解して解いたのか、答えを選び直して進んだのかは、学習時間だけではわかりません。
「今日はどの問題が難しかった?」と聞き、必要なら1問だけ解き方を説明してもらうなど、結果に加えて途中の考え方も見ると確認しやすくなります。すべての問題を親がやり直させる必要はありません。
2.親の声かけや見守りが不要になるわけではない
タブレットを開くまでに声かけが必要な子もいます。自動採点があっても、難しくて止まったときや、取り組む気持ちになれないときの支えは別に必要です。
「丸つけの負担を減らせること」と「家庭学習を全部任せられること」を分けて考えると、始めてからの期待とのずれを小さくできます。
3.画面を見る時間が増える
学校の端末利用や動画視聴もあるため、家庭学習だけを切り離さず、1日の画面利用全体を見ておきたいところです。
文部科学省の資料では、画面を目から30cm以上離すこと、30分に1回は画面から目を離して20秒以上遠くを見ること、就寝1時間前からデジタル機器の利用を控えることなどが示されています。机や椅子を整え、途中で休める使い方にしましょう。
出典:文部科学省「デジタル教科書をめぐる状況について」健康面への配慮
4.充電・通信・書き心地が学習の妨げになることがある
充電が切れていたり、通信が安定しなかったりすると、予定した時間に始めにくくなります。共用端末の場合は、家族が使う時間との調整も必要です。
また、ペンを持ったときの書きやすさや文字認識との相性は、画面を見るだけでは判断しにくい部分です。可能なら、子ども自身が文字や数字を書くところまで体験してみてください。
5.続かなかったときも費用が残る場合がある
毎月の受講費とは別に、端末代や短期退会時の精算が必要な教材があります。年間基本料が返金されない方式もあるため、「合わなければすぐやめればいい」と費用を見ずに申し込むのは避けたいところです。
具体的な金額と条件は、後半の費用・退会条件の確認でまとめています。
わが家の実体験|小3の娘と小1の息子で取り組み方は違う

娘は幼児期からスマイルゼミを続けていて、小学3年生の現在は自主的に取り組んでいます。以前は朝10分の学習を続けていました。
一方、小学1年生の息子はチャレンジタッチを利用しています。2026年8月号の「こおりのかがくじっけんセット」には強い興味を示しました。
この2人の様子だけで、教材の優劣や学習効果の差は判断できません。学年も始めた時期も違うためです。付属教材に興味を持つことと、毎日の学習が続くことも分けて見ておく必要があります。
僕が教材選びで確認したいのは、ほかの家庭での評判に加えて、「この子が取り組む場面を想像できるか」です。候補を絞ったら、子どもが操作する様子と、親が手伝う場面の両方を確かめてみてください。
学習習慣や親の声かけも含めた違いは、以下の記事で詳しく紹介しています。
学年別に見る、小学生のタブレット学習の選び方
| 学年 | 優先して確かめたいこと | 家庭での確認例 |
|---|---|---|
| 1・2年生 | 読み上げ、操作、ペンの扱いやすさ、学習の区切り | 親が説明し続けなくても、最初の問題に取りかかれるか |
| 3・4年生 | 教科の増加への対応、つまずいた単元の復習、学習量 | 学校の宿題と合わせて無理がないか。わからない問題に戻れるか |
| 5・6年生 | 苦手補強、記述、中学準備、受験の目的との一致 | 普段の授業対策と、志望校に必要な対策を区別できているか |
学年だけでなく、今できることや生活の余裕によっても選び方は変わります。先取りを重視する場合も、速く進めることだけを目標にせず、途中の考え方を説明できるか確かめましょう。
始めるタイミングに迷う場合は、以下の記事も参考にしてください。
小学生向けタブレット教材4つの特徴を比較
ここでは、家庭学習の目的に合わせて検討しやすい4教材を紹介します。すべてを使って順位づけしたものではありません。サービスの特徴は公式情報、わが家の利用状況は前述の実体験に基づきます。
| 教材・対象 | 学習の特徴 | 選ぶときの注意点 |
|---|---|---|
| スマイルゼミ 小1〜小6 | 専用タブレットで複数教科を学習。学習内容の提案や自動採点を活用できる | 専用端末の購入が必要。短期退会時の追加負担を確認 |
| チャレンジタッチ 小1〜小6 | デジタル学習と赤ペン先生の添削などを組み合わせる | 使用する端末や入会条件を確認。届く教材は学年・月号などで異なる |
| Z会 小学生タブレットコース 小1〜小6 | 基礎から発展までの学習。1・2年生と3〜6年生で内容・会費が異なる | 紙の小学生コースや中学受験コースと区別し、対象コースの内容を確認 |
| RISU算数 小学生の算数学習 | 学年に一律で合わせず、理解度に応じて算数を進める | 複数教科を一式で学ぶ教材とは目的が違う。利用料が学習進度で変わる |
出典:スマイルゼミ公式/進研ゼミ小学講座公式/Z会1・2年生・3〜6年生/RISU算数公式
3社に絞って詳しく確認したい方は、以下の記事を参考にしてください。
算数を優先するか迷っている方には、以下の記事も用意しています。
料金は月額だけでなく、端末代と退会条件まで確認しよう

受講費の目安と支払条件
学年別教材は小学1年生の例を掲載します。RISU算数は無学年制です。支払期間や料金体系が異なるため、下の金額だけで安い順に並べることはできません。
| 教材 | 月あたりの受講費等 | 表示金額の条件 |
|---|---|---|
| スマイルゼミ | 3,630円 | 小1・標準クラス・12か月分一括払い。端末代別 |
| チャレンジタッチ | 3,300円 | 小1在籍時・12か月分一括払い。2026年度10月号入会の案内に基づく。進級後は別料金 |
| Z会 小学生タブレットコース | 4,465円 | 2026年度小1・セット受講・6か月一括払い。毎月払いは4,700円。端末費別 |
| RISU算数 | 基本料の月換算2,948円+利用料0〜8,778円/月 | 基本料35,376円を年額一括で支払う場合。別途、入会時の必須サポート加入料3,300円 |
「月あたり」は毎月その金額だけ支払うという意味ではありません。例えばチャレンジタッチの2026年度10月号入会では、12か月分一括払いの受講費総額は44,220円です。小2への進級を含むため、3,300円×12か月では計算できません。
出典:スマイルゼミ・小1会費/進研ゼミ・小1受講費/Z会・小1・小2受講会費/RISU算数・料金詳細
タブレット代と短期退会時の負担
端末を一括購入する場合は10,978円で、12か月以上の継続が前提です。6か月未満で退会すると追加で32,802円、6か月以上12か月未満では追加で7,678円の端末代がかかります。
対応する手持ち端末を使う方法と、端末を購入する方法があります。チャレンジパッド第6世代の定価は29,980円。長期受講タブレット割引を利用する場合、購入時9,980円、所定の起点から12か月連続受講が条件です。12か月未満で退会すると残額20,000円の支払いが必要です。適用条件は申込時の案内を確認してください。
対応するiPadなどを用意するか、Z会専用タブレットを購入します。第2世代の案内価格は44,600円で、デジタルペンシルを含みます。受講会費に端末代が含まれるとは限りません。
入会時に安心サポート加入料3,300円が必要です。中途解約しても、残期間の基本料は返金されません。算数修了後に受験基礎コースの問題を解き始めると、別途月1,980円が発生します。
出典:スマイルゼミ・端末代と退会条件/進研ゼミ・長期受講タブレット割引の注意事項/Z会・専用タブレット販売案内/RISU算数・料金と解約条件
RISU算数の利用料は、その月に進んだ量だけではなく、累計クリアステージ数を利用月数で割った月平均に応じて決まります。初月の利用料上限は6,600円です。「基本料の月換算だけで受講できる」「使わない月は支払いがない」とは考えないようにしましょう。
故障時の交換費、オプション、通信費も家庭によって必要になります。申し込む前には、受講予定期間の総額と、途中でやめる場合の支払いを並べて確認しておくと判断しやすいです。
申込み前は、親子で「1回の学習」を確かめよう
資料を見て候補が決まったら、可能な範囲で体験教材や公式のおためしコンテンツを使ってみましょう。楽しそうな画面を見るだけでなく、次の流れを確かめると相性を判断しやすくなります。
- 始める:どこを押せば学習を始められるか、子どもがわかる。
- 解く:文字や数字を書き、解説の意味を理解できる。
- 間違いを直す:答えを見るだけで終わらず、解き直しに進める。
- 終える:区切りでやめられ、親が取り組んだ内容を確認できる。
体験には、申込み前に使えるものと、入会後の返金保証を利用するものがあります。有料契約の開始、返却送料、解約の連絡期限を確認し、「無料体験」という言葉だけで判断しないようにしてください。
例えばスマイルゼミの全額返金保証は初回入会時が対象で、個別に案内される期間内の電話連絡と端末返却などが必要です。返送の送料は利用者負担です。
出典:スマイルゼミ・全額返金保証の条件
体験で親の説明がずっと必要だったり、学校の宿題に加えると負担が大きかったりするなら、学習量の少ない方法や紙教材も候補に戻してみてください。
候補が決まった方は、学年別の内容と費用を公式サイトで確認できます。資料請求や体験の有無も、各サイトの案内に沿って確認してください。
▼専用タブレットで複数教科の学習をまとめたい方はこちら
◆スマイルゼミ◆タブレットで学ぶ 【小学生向け通信教育】が誕生!
▼デジタル学習と添削などの内容を確かめたい方はこちら
【進研ゼミ小学講座】
▼問題の内容や難度を体験して選びたい方はこちら
Z会の通信教育 小学生コース
▼算数を重点的に学ぶ目的が決まっている方はこちら
どんどん算数が好きになるタブレット教材【RISU算数】
小学生のタブレット学習でよくある質問
タブレット学習だけで成績は上がる?
教材だけで成績向上は保証できません。解説を理解できているか、間違いを直せているか、学校の学習と合っているかも関係します。利用時間や達成マークだけでなく、以前わからなかった問題を説明できるようになったかなども確かめましょう。
毎日何分くらい取り組めばいい?
適切な時間は学年・教材・目的によって変わります。わが家では娘の学習習慣づくりとして朝10分から続けていましたが、これがどの教材にも十分な時間という意味ではありません。公式の学習量と学校の宿題を見て、無理なく確保できる時間を考えてください。
生活への組み込み方は、以下の記事で詳しくまとめています。
無料アプリだけでも学習できる?
目的に合う問題が用意されていれば、反復練習などに使う方法はあります。ただし、学年の範囲をどこまでカバーするか、どこから有料になるか、広告や保護者向け機能の有無はアプリによって異なります。複数教科の年間学習をまとめて任せたい場合は、通信教育と管理の手間も比べてみてください。
小学校から配られたタブレットを使ってもいい?
学校や自治体の利用ルールによります。家庭で自由にアプリを追加したり、有料教材に登録したりできるとは限りません。配布端末を使う前に学校の案内を確認し、教材の動作環境も別に確かめてください。
まとめ|子どもと家庭の両方に合うタブレット学習を選ぼう
小学生のタブレット学習を選ぶときは、次の順番で考えると整理しやすくなります。
- 学校の復習、複数教科の習慣化、算数の重点対策など、目的を決める
- 子どもが操作・解説・書き方に無理なく対応できるか確かめる
- 親が見守る時間と、紙教材で補いたい内容を考える
- 端末代・進級後の料金・退会条件まで含めて費用を見る
親の手間を減らせる機能は、忙しい家庭にとって助けになります。そのうえで、子どもが困ったときには見守れる余白も残しておきたいところです。
わが家でも姉弟で使っている教材は違います。まずは家庭学習で補いたいことを決め、候補を1〜2つに絞って、毎日の生活に取り入れられるか確かめてみてください。










