自炊が苦手な一人暮らしや、在宅ワークで毎日のご飯づくりに追われている方へ。栄養バランスは気になるけれど、毎回イチからスープを作る余裕なんてない…という悩み、よく分かります。僕もまさにその一人で、「手軽さ」と「栄養」の両立はずっと課題でした。
そこで今回、僕が実際に箱買いしたのがカゴメの「野菜たっぷりスープ」シリーズ。トマト・豆・かぼちゃ・きのこの4種類が入ったレトルトスープのセットです。
特徴は、1袋160gで野菜や豆がたっぷり入っていることに加えて、製造から約5.5年保存できる長期保存性。非常食として備えつつ、普段のごはんにも使える「ローリングストック」にぴったりのスープなんです。
この記事では、実際に僕が購入して撮影した写真をもとに、パッケージの情報から味の感想、メリット・デメリット、賞味期限切れの考え方まで、正直ベースでレビューしていきます。
僕が「野菜たっぷりスープ」を購入した理由と選んだ背景
まず大きかったのは、「自炊のハードルを下げつつ、野菜不足も補いたい」という思いです。
在宅ワークの日は、気づいたらお昼を抜いてしまったり、カップ麺で済ませてしまったり…。コンビニでスープを買うこともありますが、毎日続けると地味にお金もかかりますし、栄養バランスも偏りがちです。
そんな中で見つけたのが、このカゴメの野菜たっぷりスープ。
・1食あたり100kcal以下
・食塩相当量1g未満
・化学調味料・保存料不使用
というスペックで、「普段使いの健康スープ」と「非常食」の両方を兼ねられるのが魅力でした。
さらに、箱の側面には「長期保存可能」と大きく印字されていて、賞味期限はおよそ5.5年。届いた時点でも5年前後は余裕があるので、「ローリングストックでゆるく入れ替えながら使えばいいか」と思い、思い切ってセット買いしました。
開封してパッケージの中身をチェック

まずは外箱から。クラフト紙の段ボールにピンクのKAGOMEロゴと野菜のイラストが描かれていて、見た目はシンプルながら中身が一目で分かるデザインです。
箱の天面には、
- トマトのスープ 160g×4袋
- 豆のスープ 160g×4袋
- かぼちゃのスープ 160g×4袋
- きのこのスープ 160g×4袋
と、内容量がしっかり印刷されています。防災用に複数箱ストックするときも、「これは何の箱だっけ?」と迷いにくいのが地味にうれしいポイントです。

フタを開けると、4種類のパウチが赤・緑・黄色・ブラウンの色分けでキレイに並んでいます。仕切りで仕分けされているので、箱を動かしてもぐちゃぐちゃになりにくく、パッと必要な味を取り出せます。
1袋は手のひらに収まるくらいのサイズ感で、冷蔵庫のポケットやデスクの引き出しにもスッと入る厚み。会社のロッカーに2〜3袋置いておくのも現実的だなと感じました。
4種類の味を一つずつご紹介

ここからは、4つの味をそれぞれ食べてみた感想を、パッケージ写真も踏まえて紹介していきます。
トマトのスープ:完熟トマトのうまみが凝縮


赤いパッケージが目印の「トマトのスープ」は、1袋67kcal・食塩相当量0.9g。完熟トマトを中心に、玉ねぎ・じゃがいも・にんじん・セロリ、白いんげん豆やズッキーニ、大麦などが入った、ミネストローネ風の一杯です。
お皿に移してみると、トマトの赤に、白いんげん豆の白、ズッキーニの緑が映えてすごく色鮮やか。レンジで温めると、トマトとセロリの香りがふわっと立ってきて、食欲がそそられます。
味はトマトの酸味と野菜の甘みがバランスよく、やさしいコンソメ系。市販のカップスープのような濃い味ではなく、「ちゃんと家で作った感」があります。
パンを添えれば軽めのランチにちょうどいいボリューム感で、在宅ワークの昼休みにヘビロテしています。
豆のスープ:4種類の豆で食物繊維たっぷり


緑のパッケージの「豆のスープ」は、1袋86kcal・食塩相当量0.9g。白いんげん豆、ひよこ豆、赤いんげん豆、レンズ豆の4種類に加え、グリーンピースやじゃがいもなどの野菜も入っています。
見た目からして豆がゴロゴロ入っていて、「これ絶対お腹にたまるやつだ」と分かる感じ。実際に食べてみると、豆のホクホク感がしっかり残っていて、スプーンを動かすたびに具材がたくさんすくえます。
味わいはクリームシチューほど重くはなく、あっさりめのミルクスープ寄り。豆のほのかな甘みと野菜の旨みを感じる、ホッとする味でした。夜に小腹がすいたとき、「ご飯を炊くほどじゃないけど何か温かいものが欲しい」ときにもぴったりです。
かぼちゃのスープ:甘みとコクのある一杯


黄色いパッケージの「かぼちゃのスープ」は、1袋81kcal・食塩相当量0.9g。大きくカットしたかぼちゃを中心に、玉ねぎ・にんじん・じゃがいも、赤いんげん豆などが入っていて、見た目からしてかなり具だくさんです。
温めると、かぼちゃの甘い香りがしっかり立ちます。スープ自体もとろみがあって、口当たりはかなりクリーミー。とはいえ、牛乳たっぷりのポタージュほど重くはなく、後味は意外と軽めです。
子どもでも食べやすい甘さなので、家族用の非常食として備えるのにも良さそうだと感じました。休日のブランチで、トーストとサラダにこのかぼちゃスープを足すだけで、一気に「ちゃんとしたごはん」感が出ます。
きのこのスープ:低カロリーで罪悪感ゼロ


ブラウンのパッケージの「きのこのスープ」は、1袋50kcal・食塩相当量0.8gと、4種類の中で一番の低カロリー。エリンギ・ひらたけ・マッシュルームをはじめ、玉ねぎやピーマン、セロリなども入っています。
スープをお皿に出してみると、とにかくきのこがたっぷり。薄切りのマッシュルームやひらたけがこれでもかと入っていて、「具を食べている感」がかなり強いです。
味はあっさり系で、きのこのだしがメイン。和風と洋風の中間のような味付けで、白ごはんともパンとも相性が良さそうだなと感じました。夜遅くに何か温かいものが欲しいとき、「でもカロリーは抑えたい…」というシーンでかなり重宝します。
4種類の栄養・味わいを比較してみた
それぞれのスペックをざっくり比べると、以下のようなイメージです。
| 種類 | カロリー(1袋) | 塩分(食塩相当量) | 味のイメージ | 満足感 |
|---|---|---|---|---|
| トマトのスープ | 67kcal | 0.9g | ミネストローネ風、酸味とコクのバランス◎ | パンと合わせるとランチ向き |
| 豆のスープ | 86kcal | 0.9g | 豆ごろごろ、やさしいミルク系 | 最も腹持ち良し |
| かぼちゃのスープ | 81kcal | 0.9g | 甘め・クリーミー | 子どもや甘めが好きな人向き |
| きのこのスープ | 50kcal | 0.8g | きのこの出汁が効いたあっさり系 | 夜食・ダイエット中に◎ |
どれも100kcal以下&塩分1g未満なので、ダイエット中や塩分を気にしている方でも取り入れやすいのがうれしいところです。
実際に食べてみて感じた使い方・シーン

僕がしばらく使ってみて、「ここで役立つな」と感じたシーンを挙げてみます。
- 在宅ワークのお昼ごはんの一品に
冷凍パンやおにぎり+スープでサクッと済ませたい日にちょうど良いボリューム。温め時間も数分なので、仕事の合間に作りやすいです。 - 夜遅く帰った日の軽いご飯に
コンビニ弁当だと重いな…というとき、スープ+納豆ごはんなど簡単な組み合わせで胃にやさしい晩ごはんになります。 - 体調がイマイチなときのミニごはんに
風邪気味であまり食欲がないときでも、温かいスープなら口にしやすいです。きのこやトマトのようなあっさり系が特におすすめ。 - 非常食としての備蓄
電気やガスが止まっても、レトルトパウチなので常温のままでも食べられるのが大きなメリット。もちろん湯せんやレンジが使える状況なら、温めた方が断然おいしいです。
感じたメリットとデメリット
メリット
- 5年以上保存できる安心感
一般的なレトルトスープの賞味期限が1〜2年のものが多い中で、5.5年保存できるのはかなり心強いです。非常食を頻繁に入れ替える手間が減ります。 - 1袋で野菜・豆・穀物がバランス良く摂れる
忙しい日でも、「これだけは口にしておけば最低限の栄養は取れたな」と思える内容です。 - 味付けがやさしく、飽きにくい
塩分控えめなので、毎日飲んでもくどく感じにくいです。濃い味が好きな人は、粉チーズや胡椒を足してアレンジするのもアリ。 - 常温でも食べられる
非常時はもちろん、仕事中に電子レンジが混み合っているときでも、そのまま飲もうと思えば飲めるのは大きな安心です。
デメリット
- 価格はやや高め
スーパーの安いレトルトスープと比べると、1袋あたりの単価は少し高めです。非常食としての価値も含めて納得できるかどうかがポイント。 - 味付けが薄く感じる人もいる
外食やコンビニの味に慣れていると、「もう少し塩気が欲しいな」と感じる場面もあるかもしれません。 - 主菜にはならない
あくまでスープなので、これだけでお腹いっぱい…というほどではありません。パンやご飯、おかずと組み合わせて使う前提になります。 - パウチをお皿に移す手間
非常時はそのまま口をつけて飲むこともできますが、普段使いするならお皿やマグに移したいところ。洗い物が1つ増えるのは少しだけ手間です。
どんな人におすすめ?向かない人は?

おすすめできる人
- 一人暮らしで自炊が苦手だけれど、野菜不足は気になる人
- 在宅ワークでお昼ごはんをサッと済ませたい30代前後の方
- 防災用の非常食を、普段の食事にも使える形で備えたい人
- カロリーや塩分を控えめにしたいダイエット中・健康志向の人
あまり向かないかもしれない人
- ガッツリ系のこってりスープやラーメンのような味を期待する人
- 「スープだけでお腹いっぱいになりたい」という人
- レトルト食品はできるだけ使いたくないと考えている人
購入前にチェックしておきたいポイント(賞味期限・保存方法など)
- 賞味期限=「おいしく食べられる目安の期限」
レトルトスープの場合、期限を少し過ぎたからといってすぐ食べられなくなるわけではありません。ただし、メーカーの保証は切れてしまうので、基本的には期限内に食べ切るのが安心です。 - どうしても期限を少し過ぎてしまったときは
未開封で、パウチが膨らんでいないか・異臭がしないか・中身が変色していないかをよく確認します。1ヶ月程度のオーバーで、見た目やニオイに異常がなければ食べられるケースもありますが、最終的な判断は自己責任になります。 - 半年以上過ぎたものは無理をしない
長期保存ができるレトルトとはいえ、賞味期限を大きく過ぎたものは安全面のリスクも高くなります。迷ったら処分する、が基本です。 - 普段からローリングストックを意識する
「新しいものを買い足しつつ、古いものから順に食べる」サイクルを作ると、賞味期限切れを防ぎやすくなります。箱の側面に賞味期限を大きく書いておくのもおすすめです。
どこで買える?お得な購入方法
カゴメ野菜たっぷりスープは、
- 楽天市場・Amazonなどの通販サイト
- 防災グッズ専門店のオンラインショップ
- 百貨店のギフトコーナー
などで購入できます。
僕は楽天市場のセットを購入しましたが、ポイントアップデーやスーパーセールを狙うと、1食あたりの実質価格をかなり抑えられます。
まとめ:自炊がしんどい日の「保険」として常備しておきたいスープ

カゴメの「野菜たっぷりスープ」シリーズは、
- 5年以上の長期保存ができる安心感
- 1袋100kcal以下&塩分控えめで、野菜や豆がたっぷり
- 常温でも食べられて、温めればしっかりおいしい
という点で、非常食と日常使いを両立させたい人にはかなり相性の良いレトルトスープだと感じました。
正直、価格だけ見ればもっと安いスープはいくらでもあります。でも、「いざというときにも頼れる」「忙しい日の自分を助けてくれる」と考えると、僕にとっては十分に価値のある投資です。
もし今、
- 野菜不足が気になっている
- ひとり分のスープを作るのが面倒
- 何を備蓄すればいいか分からない
という悩みがあるなら、一度このスープセットを試してみるのもアリだと思います。
あなたの「忙しいけどちゃんと食べたい」という気持ちを、きっと少しラクにしてくれるはずです。
※本記事の内容は2025年12月時点の情報に基づいています。今後、製品仕様や対応状況、価格、関連サービス等が変更となる場合がありますので、最新情報は公式サイトなどで必ずご確認ください。









