今回は、僕が会社生活の中で痛感した「他人の行動を気にしすぎないことの大切さ」について書いていきたいと思います。
他人のことを気にしすぎてはいけない3つの理由
1. 他人を気にしていると、自分の仕事に集中できない
皆さん、職場でこんな光景を目にしたことはありませんか?
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こっちは真面目に仕事してるのにサボるなよな〜
他にも仕事をしていない人って目に付きますよね。
- トイレに長居している人
- 休憩時間外にタバコを吸っている人
- 休憩時間外に食堂を利用している人
そんな人を見て、「こっちは真面目に働いてるのにサボるなよ」と思ってしまうこと、ありますよね。

僕も同じようにイライラした経験があります。
ある日、15分以上トイレから戻ってこない後輩が気になって、つい出入りの時間をメモしてしまったことがありました。結果、1日合計で1時間以上トイレにこもっていたことが判明……。
でもその時ふと気づいたんです。
「こんなことをしてる自分こそが、仕事をサボってるのでは?」と。
他人を監視する時間、自分の作業は止まってしまっています。
集中力が削がれて、パフォーマンスも落ちていたと思います。
他人を気にする時間=自分の時間を浪費している。
これは本当にもったいないことです。
これにより得られたものは何かというと、その後輩がトイレ休憩でさぼっている時間が1時間以上であったと分かったことくらいです。
その時はこっちは仕事してるのにサボっていられるんだと心の中でモヤモヤしていました。そんなことをしている自分もサボっていることに気づかずに。
結局、こんなことをしている時間も無駄になっているんですよね。
2. 他人の行動は、基本的に改善できない
同僚の行動が気になって、「なんとかしよう」と注意したことはありませんか?
僕も過去にそれをしたことがありますが、ほとんど効果はありませんでした。
なぜなら、注意する立場でないと相手は聞かないからです。
しかも注意したことで自分が悪者扱いされ、関係性がギクシャクすることも。
さらに、自分が同じような行動を取らざるを得ない状況になることだってあります。
- 家族から緊急連絡が入り、スマホで返信せざるを得ない
- 体調が悪くて長めにトイレを使ってしまう
- 休憩時間まで会議が延びて、時間外に一服する
他人に厳しくしてしまった後だと、自分が同じ状況になった時に非常に動きづらくなります。
だからこそ、「人の行動を正そうとしない」。
それよりも、自分のパフォーマンスを上げることに意識を向けた方が健全です。
3. 傍目にサボって見える人も、実は仕事を完璧にこなしているかもしれない
僕の職場にも、日中はしょっちゅう休憩しているように見える同僚がいます。
でも、ふと見ると彼はいつも定時退社をして、かつ業務はきっちり終わらせているんです。
つまり、「効率よく仕事を終わらせているから余裕がある」ということ。
僕たちは「就業時間中は常に机に向かっていなければならない」と思いがちですが、集中力の波や体調もある中で、適度に休憩しながら進める方が結果的に効率が良いこともあります。
他人を見て勝手にイライラする前に、その人の成果を見てみる。
そこに矛盾がないなら、何も言う必要はありませんよね。
やはり仕事を早く終わらせて早く帰宅するのが一番良い選択ではないでしょうか。
他人を気にしないようになったきっかけ
僕自身も、昔は今以上に他人の言動が気になっていました。
でも、それをやめられるようになったのは、ある一冊の本と出会ったことがきっかけです。
『嫌われる勇気』(著:岸見一郎、古賀史健)
アドラー心理学をもとにしたこの本には、「課題の分離」という考え方が登場します。
「他人の行動はその人の課題。自分が口を出すべきではない」というスタンスです。
この考え方を知ってから、職場でのイライラが驚くほど減りました。
他人を変えようとするより、自分の時間と心を守ることの方が何倍も価値があります。
他人は変えられない。自分のことに集中しよう!
まとめ:他人を気にせず、自分の仕事に集中しよう
会社で他人の行動が気になるのは、真面目に仕事をしている証拠です。
でも、そこで立ち止まらず、こう考えてみてください。
- 自分の仕事に集中できない → 他人に気を取られて自分のパフォーマンスが落ちる
- 改善できない → 注意しても関係性が悪化するだけ
- 実は優秀な人かもしれない → サボっているようで成果を出している人もいる
「自分は自分、人は人」。
このマインドを持つだけで、ストレスがぐっと減ります。
他人の動きが気になるあなたに、ぜひ読んでいただきたい一冊です。
今日も自分の仕事に集中して、早く帰りましょう!
他人は変えられない。自分のことに集中しよう!