外壁塗装の業者選びで後悔しない方法|大手と地元工務店を実体験で比較(費用・色・見積もりのコツも)

「そろそろ外壁塗装かな…」と思いつつ、大手に頼むべきか/地元の工務店(塗装店)に頼むべきかで迷う人は多いです。
外壁塗装は金額が大きいぶん、業者選びの“当たり外れ”が満足度を左右します。しかも、塗料や色の話まで入ってくると、判断が一気に難しくなるんですよね。
この記事では、僕が二世帯同居(6人家族)・義両親名義の家で外壁塗装を進めた実体験をベースに、読者目線で「何を基準に決めればいいか」を整理します。
結論から言うと、「大手か地元か」よりも先に、同じ条件で比較できる土台を作るのが最重要です。ここさえ押さえれば、価格も品質も“納得して選べる”ようになります。
- 大手と地元、結局どっちがいい?の判断軸
- 費用相場と、見積もりで必ず確認すべきポイント
- 相見積もりの取り方(失敗しない条件の揃え方)
- 色選び・塗料選びで後悔しないコツ
外壁塗装の業者選びで多い3つの悩み
外壁塗装でつまずきやすいのは、だいたいこの3つです。
- 相場が分からない:高いのか安いのか判断できず不安
- 業者の違いが見えない:大手・地元のメリットが混ざってしまう
- 見積もりの読み方が難しい:項目が多く、比較しにくい
僕も最初はまったく同じでした。特に「見積書の差」が大きいほど、何を信じていいか分からなくなります。
結論|大手と地元、どちらが正解かは“比較の作法”で決まる

先に結論をまとめます。
- 安心の窓口やブランド、保証の枠組みを重視するなら大手は選択肢
- コストを抑えつつ、施工の顔が見える体制を重視するなら地元の自社施工店が有利なことが多い
- ただし、どちらを選ぶにしても「同条件で相見積もり」が基本。ここを外すと判断がブレます
つまり「大手だから安心」「地元だから安い」と決め打ちするのではなく、条件を揃えて“中身”を比べるのが勝ち筋です。
このあと、僕の実体験と一緒に、比較のポイントを具体化していきます。
僕の実体験|二世帯6人家族、義両親名義の家で外壁塗装を進めたリアル

僕は二世帯同居中の6人家族で、同居歴は約7年。住まいは義両親所有の二階建て一軒家です。名義は義両親ですが、長く住まわせてもらっていることもあり、今回の外壁塗装は業者とのやり取りや費用の一部を僕が担当しました。
費用負担と役割分担の決め方(ここを曖昧にしない)
二世帯だと、ここが地味に大事です。僕の家では事前に義両親と話し合い、普段は家賃を負担していない分、僕側が多めに負担することで合意しました。
あわせて、金額だけじゃなく役割分担も決めました。
- 業者手配・日程調整:僕
- 工程確認・写真のチェック:僕
- 近隣挨拶(タイミングと範囲の確認):僕+義両親
- 最終決裁(契約・色):家族会議で合意
負担や担当が曖昧だと、後から「言った言わない」が起きやすいので、二世帯の人ほど最初に“紙に落とす”のがおすすめです。
二世帯同居の場合は、費用負担や決め方を曖昧にしたまま進めると、あとから小さなズレが大きな不満につながりやすいと感じました。
僕が実際にやった合意形成や色決めの進め方については、別記事で詳しくまとめています。
見積もり依頼の方法(番外編:現場で声かけ)
見積もり依頼は電話やネットが一般的ですが、僕は近所で外壁塗装をしている家があり、作業員さんに声をかけました。もちろん作業中は邪魔になるので、休憩時間に、まず現場責任者へがマナーです。
- 作業を止めさせない(休憩時に短く)
- その場では住所・連絡先・希望時期だけ伝える
- 正式な現地調査は後日(ここからがスタート)
- 元請・下請の関係を確認し、誰が施工するか把握
見積もりは塗料別に3パターン(比較しやすい形が助かる)
地元工務店(塗装店)からは、耐久の目安が異なる複数プラン(例:12〜15年、17〜20年など)を提示してもらいました。高耐久ほど初期費用は上がりますが、再塗装までの期間が伸びるので、「総コスト」で判断する考え方がしっくりきました。
価格感:大手の“約半分”になった理由
以前、大手ハウスメーカーにも見積もりを取ったことがあり、同条件に近づけた比較をすると、地元工務店の提示額は大手の約“半分”の水準でした。
もちろん会社や条件で変わりますが、体感としては中間管理費や下請構造が価格差になりやすい印象です。だからこそ、同条件での比較が重要になります。
色決め:家族内で割れたからこそ“シミュレーション”が効いた
色は最後まで悩みました。家族の好みが割れたので、施工店に自宅外観写真を使ったカラーシミュレーションをお願いし、複数案を並べて比較。完成イメージを共有できたことで、合意が一気に早くなりました。
外壁塗装の時期と劣化サイン
「まだ大丈夫」と思っていても、劣化は少しずつ進みます。目安としては築10〜15年が最初の検討ライン(塗料・立地で前後)です。
- チョーキング:触ると白い粉がつく(塗膜劣化のサイン)
- クラック:髪の毛ほどの細いひびも含む
- シーリング劣化:痩せ・ひび・剥離
- コケ・藻・カビ:防水性能低下のサインになりやすい
- 塗膜の浮き・剥がれ
この辺りが見えたら、いきなり契約ではなく、まずは現地調査+相見積もりでOKです。
外壁塗装の費用相場と内訳(目安)
一般的な30坪前後の戸建てなら、ざっくり80万〜120万円がひとつの目安です(足場・高圧洗浄・下地補修・三回塗り・付帯部を含む想定)。
価格を左右する主因は、塗料グレード/外壁の劣化具合/建物形状・階数/付帯部の範囲です。
見積もりで必ず見るポイント(ここが比較の芯)
- 塗料名が具体的か(メーカー・製品名・グレードまで書かれている)
- 数量が出ているか(㎡、mなど。どんぶり勘定は比較しにくい)
- 下地補修の範囲(クラック補修、シーリング打ち替え/増し打ちの区別)
- 工程が明記されているか(下塗り→中塗り→上塗り、乾燥時間の扱い)
- 保証の範囲と年数(何が対象で、どこから有償になるか)
主な内訳の考え方(品質を削りやすい箇所を知る)
- 足場:安全・品質の土台。面積や形状で上下
- 高圧洗浄:密着力に直結。時短=寿命短縮につながりやすい
- 下地補修:写真記録があると安心(施工前後で見える)
- 三回塗り:メーカー仕様を守ることが前提
- 付帯部:雨樋・破風・軒天・水切りなど。色と艶の統一感で仕上がりが変わる
大手ハウスメーカー vs 地元の工務店(塗装店)|違いを整理

「どっちが絶対に正解」という話ではなく、家と希望条件で変わります。まずは要点だけ表にまとめます。
| 項目 | 大手 | 地元 |
|---|---|---|
| 価格 | 高めになりやすい(管理費・下請構造) | 抑えやすいことが多い(自社施工だと強い) |
| 品質の標準化 | 仕組みとして整っている | 会社差が出やすい(見極めが重要) |
| 担当窓口 | 分業で安定 | 距離が近く柔軟なことが多い |
| 職人の顔 | 見えにくい場合あり | 見えやすい(社長=現場責任者も) |
| 地域事情 | 標準仕様が中心 | 土地勘がある(環境・近隣配慮) |
僕の結論は、「費用重視+施工の顔が見える」を優先したので地元に寄りました。逆に、家の構造や保証の枠組みを重視したい人は、大手が合うケースもあります。
失敗しない相見積もりの取り方【条件を揃えるだけで難易度が下がる】

相見積もりは「安いところ探し」ではなく、同じ条件で比べて納得して決めるための作業です。ここを間違えると、見積もりの数字だけに振り回されます。
- 現地調査で要望を先に伝える
「三回塗りのメーカー仕様順守」「シーリング打ち替え範囲」「付帯部の塗装範囲」「写真付き報告」など。 - 見積条件を統一する
塗料名(メーカー・製品)/工程/数量(㎡)/保証年数/足場条件を揃える。 - 比較軸は“単価以外”に置く
下地補修の記載の細かさ、乾燥・養生の考え方、完了報告の質。 - 契約前チェックをする
色決めサポート(塗板・シミュ)、近隣挨拶、雨天対応、追加費用が発生する条件。
ここまで整理すると、外壁塗装で一番大事なのは「どこに頼むか」よりも、「同じ条件で比べられているか」だと分かります。
僕自身も、いきなり業者を決めることはせず、まずは条件を揃えた見積もりを並べてみるところから始めました。
もし「まずは相場感だけでも知りたい」という段階なら、無料見積もりで同条件の比較表を作っておくと判断がかなりラクになります。
費用を安く抑えるコツ(品質は削らない)
- オフシーズン交渉:繁忙期(春・秋)以外は調整しやすい
- まとめ工事:屋根や付帯と同時施工で足場費用を共有
- 助成金・補助金:自治体で制度が違うので公式サイトで確認
- 火災保険の適用可否:風災・雪災など条件次第で対象になる場合も
- 塗料は長期コスパで:初期費用だけでなく再塗装周期まで含める
色の選び方|後悔しない3原則(僕はこう決めた)

- 実物で確認:A4以上の塗板を屋外で、日向・日陰・朝夕で見比べる
- 屋根・サッシとの相性:外壁だけで決めず、外構まで含めて考える
- 周辺環境と景観:奇抜すぎる色は浮きやすい。迷ったらベージュ/グレーが無難
人気色の傾向(迷ったらこのへん)
- ホワイト系:明るさ・清潔感。汚れは目立ちやすい
- ベージュ/アイボリー:景観になじみ、汚れが目立ちにくい
- グレー系:モダンで引き締まる。濃色は夏場に熱を持ちやすい
- ツートン:1階×2階やアクセント壁でメリハリ。配色はプロに相談が早い
僕の家は家族内で好みが割れたので、施工店のカラーシミュレーションで「自宅写真に色を当て込む」方式に。完成イメージの共有ができたのが一番の勝因でした。
塗料の種類と耐用の目安(ざっくり把握でOK)
塗料は種類が多いですが、最初は「ざっくり」で大丈夫です。大事なのは、同じ塗料名でも、下地と施工品質で寿命が変わること。
- アクリル:安い/耐用短め
- ウレタン:バランス型/付帯部で使われがち
- シリコン:戸建てで主流クラス
- ラジカル制御:チョーキング抑制/中〜上位帯
- フッ素:高耐久/初期費用は上がりやすい
- 無機:最上位クラス/高価
僕の家では、次回までの期間を長くしたかったので、高耐久寄りのプランを選びました(初期費用は上がりますが、長期で考えると納得感がありました)。
工事の品質チェックリスト(ここを押さえると安心)
- 近隣挨拶・工程表の配布がある
- 足場+メッシュシート(飛散防止)が適切
- 高圧洗浄の写真記録がある
- 養生(窓/床/車/植栽)に抜けがない
- 下地補修(クラック、シーリング)が明確
- 下塗り→中塗り→上塗りの塗布量・乾燥時間を守る
- 付帯部まで色と艶を合わせる
- 完了検査・手直し・写真付き報告書がある
具体事例(僕の見積比較)|モルタル戸建て
僕の家(義両親名義の二階建て)では、地元工務店1社+大手ハウスメーカーで比較しました。
- 地元工務店:塗料グレード別に複数プラン提示
- 大手:同条件に近づけて再見積もりを依頼
結果として、地元工務店は大手の約半分。最終的に、中位〜高耐久寄りのプランで決定し、足場を活かして付帯部も同時施工しました(将来の足場費用を節約する狙い)。
なお、外壁塗装中は足場や作業車の関係で、一時的に自宅の駐車場が使えなくなるケースもあります。
僕の家でも実際に代替駐車が必要になり、そのときにどう対応したかを別記事にまとめています。
よくある質問(Q&A)
Q1. 見積もりは何社くらい取ればいい?
目安は2〜3社が現実的です。大事なのは数より「条件を揃えること」。条件がバラバラだと、3社以上でも逆に混乱しやすいです。
Q2. 相見積もりって失礼じゃない?断りにくい…
相見積もり自体は一般的です。断るときは「家族で検討して、今回は見送ります」で十分。丁寧に一言添えれば問題になりにくいです。
Q3. 安い見積もりは危ない?
安い=悪ではないですが、工程・数量・下地補修が薄いと、結果的に寿命が縮む可能性があります。安さの理由が説明できる業者かどうかがポイントです。
Q4. 色はどうしても不安。失敗しにくい選び方は?
「塗板(A4以上)を屋外で見る」「朝夕・日陰で見る」「屋根やサッシと合わせる」。この3つで失敗率はかなり下がります。可能なら自宅写真のカラーシミュレーションが強いです。
Q5. 工事中の近隣対応ってどうする?
基本は施工店が挨拶しますが、二世帯やご近所付き合いがある場合は、家側も軽く一言あると印象が良いです(僕は事前に義両親と範囲を決めました)。
まとめ|後悔しない外壁塗装の3ステップ

- 現地点検:劣化サインを確認。二世帯なら費用負担・役割も先に合意
- 同条件で相見積もり:塗料・工程・数量・保証を揃えて比較する
- 色と塗料を長期コスパで決定:シミュ+塗板で最終確認
この3ステップを踏めば、「安く抑えつつ、数年後も満足」な外壁塗装に近づけます。僕の実体験が、あなたの判断の一助になればうれしいです。
もしこの記事を読んで「そろそろかな」と感じたなら、まずは比較だけ先に済ませておくのも一つの選択肢です。
※本記事は2025年8月時点の一般的な目安と、僕自身の体験をもとに作成しています。制度や価格は地域・時期・仕様で変わるため、最終判断は最新情報をご確認ください。
関連記事
二世帯ならではの段取り・トラブル回避も含めて整理した記事です。







